2015年10月25日(日)
今年で5回目の開催となる当イベントは、子ども達に博物館や美術館で働く「学芸員」のお仕事の体験を通して、美術館に親しみを持ってもらえたらと思い開催しています。イベントではまず、学芸員とはどんなお仕事をしている人なのかを説明することからはじめました。 学芸員のお仕事を簡単にまとめると、博物館・美術館において展覧会の企画や展示、作品の調査、研究といった美術館にとってとても重要な活動を担当し、その他にも、来館した方に対して、美術館の概要や展示作品に関するギャラリートークや講演会なども行っています。 今回は「人に伝える」ことをテーマに、「美術館MAPづくり」を通して、能登島ガラス美術館の魅力の1つである、建物のおもしろいデザインについて調査し発表してもらいました。作業の手順は下記の通りです。 1. 美術館の設計者とコンセプトについて 2. 館内での調査、記録写真の撮影 3. 発表原稿の作成 4. 各自発表 5. 美術館MAPの仕上げ 館内での活動の際は、お家や学校などの身近な建物と比べてみること、また注目する点(窓、天井など)をあらかじめ指摘して調査してもらいました。
また、発表に使用した館内の画像は子ども達自身に撮影してもらいました。みなさんは、館内のどこの装飾なのかわかりますか? 発表の際は、原稿を作成することで自分の考えをまとめた後、一人一人に前に出てもらい参加者全員の前で発表してもらいました。
最後に、ガラスを使った簡単なワークショップ、エナメル絵付け体験を行いました。
ガラス器の表面に専用の絵具で好きな絵柄を描いていきます。全員真剣な表情で取り組んでいました。このイベントを通して、学芸員というお仕事に興味を持ち、また美術館や博物館という場所が「楽しい」と感じてもらえたら幸いです。美術館でのお仕事を体験してみましょう。
日 時 | 2015年10月25日(日) 13:30~16:30 |
定 員 | 10名 (要予約) |
対 象 | 小学校4~6年生 |
場 所 | 石川県能登島ガラス美術館 |
申込期限 | 2015年9月12日(土)~10月11日(日) |