会 期 | 2019年7月13日(土)~2019年9月29日(日) |
開館時間 | 9:00~17:00 (入館は16:30まで) |
休 館 日 | 7月16日(火)、8月20日(火)、9月17日(火) |
観 覧 料 | 個人(高校生以上)800円、団体(20名以上)700円 中学生以下は無料 |
主 催 | 石川県能登島ガラス美術館(公益財団法人七尾美術財団) |
後 援 | 七尾市教育委員会、北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、北陸朝日放送、エフエム石川、ラジオななお |
80年代のアート・シーンを飾った新進の若手女性作家「超少女」の一人として注目された田嶋悦子は、南国を思わせる植物と増殖する女性身体のモチーフを組み合わせた、極彩色の釉薬が施された大規模な陶のインスタレーション作品を発表しました。大胆かつ強烈な表現は、既成の枠組みや抑圧からの解放という内なるエネルギーの発露でもありましたが、90年代に入ると、陶の表面を覆っていた釉薬(ガラス質)の皮膚は無垢の鋳造ガラスへと姿を変えます。ともに窯から生まれながら、光と人の視線を中心へと吸い込んで透過するガラスと、光も人の視線も表面で受け止めて見る者の精神世界を膨らませる陶。その融合によって、かつての爆発的なエネルギーは、陶とガラスの呼応関係の中で内と外を繋ぎながら静かに力強く循環するものへと変化していきました。
本展では、90年代の「Cornucopia(コルヌコピア)」から最新作「花」までを紹介します。陶とガラスに独自の解釈を与え、しなやかに変化し続ける田嶋の生命力あふれる花々が美術館に咲きそろいます。
展覧会チラシ PDFファイル
作品紹介

田嶋悦子/2004年/作家蔵
撮影:斎城 卓

田嶋悦子/2008年/作家蔵
撮影:斎城 卓

田嶋悦子/2013年/兵庫陶芸美術館蔵
ガラスパーツ制作:上前功夫
撮影:斎城 卓

田嶋悦子/2017年/作家蔵
ガラスパーツ制作:西川宏太
撮影:斎城 卓

田嶋悦子/2019年/作家蔵
撮影:斎城 卓
関連イベント
絵本のじかん~絵本で感じる作品世界~
日 時 7月28日(日)、9月15日(日)
各日14:00~
所要時間 約40分
対 象 どなたでも
参 加 費 無料(別途観覧料必要)
アーティストトーク
日 時 9月29日(日)14:00~
場 所 多目的ラウンジ
出 演 田嶋悦子氏(出品作家)
ゲスト 金子賢治氏(茨城県陶芸美術館館長)
参加費 無料(別途観覧料必要)
定 員 30名
申込み 7月13日より電話にて受付開始