11月23日(土)から神戸ファッション美術館にて、阪神・淡路大震災30年 能登半島地震復興支援特別企画 「ガラスの祈り―石川県能登島ガラス美術館名品」展が開催されます。

令和6年能登半島地震の影響を受け、当館は臨時休館を余儀なくされています。開催予定としていた展覧会や関連イベントは中止となり、現在も美術館活動が制限される中、「同じく震災を経験した神戸市の施設として文化的な側面から少しでもお役に立てれば」という神戸ファッション美術館様からお声がけいただいたことは、とても喜ばしいことでした。

当館と開催地である神戸との接点は今回が初めてのことではなく、過去には展覧会「びいどろ・ぎやまん-江戸時代の和ガラスの粋と美-」(2008年、会場:石川県能登島ガラス美術館)開催にあたり神戸市立博物館所蔵の和ガラスコレクションをお借りするなど、作品を通しての交流が長く続いています。このような背景があり、神戸での開催へと至りました。

当館所蔵品が、まとまった点数で、他館で展示されるのは初めてのことです。本展では当館の「名品」はもとより、地震発生時、展示室内で強い揺れに耐え抜いた作品も展示されます。大震災から30年経過し力強く復興を遂げた神戸の地で、当館所蔵品をご覧いただくことが、これからの「復興」について考える機会となれば幸いです。

展覧会の詳細はこちら (神戸ファッション美術館ホームページに移動します)

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