美術館について

日本海につき出た能登半島の中央部、ちょうど半島に包み込まれるように位置している能登島は、素朴な能登の風景を残しつつ、水族館やキャプ場等のレジャー施設があり、能登観光のひとつとして毎年多くの観光客が訪れます。

もともとガラス工芸と縁のなかったこの島に、石川県の伝統工芸に刺激を与えたい石川県と、島に観光産業を根付かせたい能登島町(2004年に1市3町が合併して現在は七尾市)の思いが一致し、両者が「ガラス工芸の島」構想を計画し、1984年(昭和59年)には有限会社能登島ガラス工房が誘致されました。その後、ガラス工芸、ガラス芸術の歴史、魅力を伝えるため、1989年(平成元年)にガラス美術館の基本構想を策定し、石川県の協力のもと1991年(平成3年)7月にガラス美術館が開館しました。美術館の設置目的として、ガラス工芸の情報発信基地として国内外のガラス芸術活動の中枢的役割を果たし、能登島の発展に寄与することが掲げられています。

基本理念

・ガラス専門の文化施設のパイオニアとして、国内外におけるガラス芸術創作への理解を深め、新たな創作へと発展させていく文化活動の拠点となる美術館。

・歴史的、世界的に評価されたガラス芸術作品の展示、収集、またガラス芸術に関するあらゆる情報の発信を行う美術館。

・美しい自然に恵まれた能登島を舞台に、魅力的な活動を行い、人々に広く親しまれ、開かれた憩いの場を提供する美術館。

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