おうちでワークショップ:アジアン結び

「アジアン結び」とは、紐を使って装飾的に結ぶ手法や結び目のこと。中国や台湾、韓国など東アジアを中心に広まった伝統的な飾り結びのことを言います。
日本にも中国など大陸から伝わり、現在も「水引蝶結び」「花結び」のように慶事に利用される水引の結び方に見られます。

当館では中国清朝のガラス工芸作品を収蔵していることから吉祥をテーマに、アジアン結びのワークショップを開催しました。
今回は、相手の幸福や平安、健康を祈る結び方「吉祥結び」をご紹介します。

 

準備するもの

・お好みの紐 
・はさみ
・接着剤
・コルクボード
・まち針または豆ピンなど

※手だけでも結ぶことができますが、より簡単に分かりやすく、ピンやマスキングテープで紐を固定しながら結びます。
※今回はアジアン・コード、太さ1㎜、60㎝の紐を使用します。

 

作り方

1.同じ大きさの輪を3つ作り、十字になるよう中央をピンでとめます。
  ※輪の大きさは、画像のように7㎝程になるようにしています。

 

 

2.Aの輪を右隣り、Bの輪の上にのせるように折ります。

 

 

3.Bの輪、紐の端も同様に、右周りに折っていきます。


 

4.Cの輪を手順2でできた輪の中に通します。

 

 

5.井桁になるよう、結び目を押さえながら軽く四方を引き締めてピンをはずします。
  ※いっぺに引き締めずに、紐が通っている順に少しずつ引っぱって形を整えましょう。

 

 

6.紐の端を上方へ延ばし、結び目をピンでとめ、紐の端をDの輪の上にのるよう手前に折ります。

 

 

7.D、Eの輪も同様に隣の輪の上にのるよう折ります。


 

8.Fの輪を手順7で出来た輪に通し、そのまま引き締めていきます。

 

 

9.再度井桁になるように四方を引き締めた後、耳(一重の輪)を4つ引き出して出来上がりです。


 

 

あとがき

7㎝に設定した最初の輪は、最終的に4㎝程になりました。
少し大きすぎたかな?慣れてきたらお好みのサイズにしてみましょう。

他にもいろいろな結び方があります。プレゼントのリボン変わりにしてみたり、ストラップやピアスなどにも活用できます。
結び目がずれないように、裏からボンドなどの接着剤で固定するといいですよ。