光や音の反射、投影などを意味する「リフレクション(reflection)」は、ガラス最大の特徴のひとつです。ガラスの表面や内部に施された加工は、様々な光の反射をもたらします。この素材としての特徴に加えて、作家たちは独自の視点をガラスに投影し、個々の作品を生み出しています。過ごした時代や訪れた土地、取り巻く人々、そのどれもが、制作する上で彼らには必要なものでした。当館の現代ガラスコレクションを通じて、作家の心に刻まれた印象や思考、時代性を文字どおり投影するメディアとしてのガラスを考察します。
作品紹介

小島有香子/2010年 撮影:岡村喜知郎

育まれしもの-いのち
小林 貢/2008年 撮影:岡村喜知郎

Chernobyl-Fukushima
パヴェル・ヴォイニトスキー/2015年 撮影:岡村喜知郎

変わりゆくもの Ⅰ
渋谷良治/2000年

Woven Glass 夢
橋本和代/1999年

掌からつたわる信号
小田橋昌代/2012年 撮影:岡村喜知郎

Barracks/赤い窓
岸本耕平/2010年 撮影:岡村喜知郎
会 期 | 2021年12月18日(土) ~ 2022年3月6日(日) |
開館時間 | 9:00~16:30 ※入館は閉館の30分前まで |
会 場 | 展示室1・2 ※同時開催:展示室3/中国清朝のガラス工芸 展示室4/20世紀の巨匠とガラス |
休 館 日 | 毎月第3火曜日、年末年始(12月29日~1月1日) |
観 覧 料 | 一般800 (700)円、中学生以下無料 ※高校生以上は一般料金 ※( )内は20名以上の団体料金 |
主 催 | 石川県能登島ガラス美術館 (公益財団法人七尾美術財団) |
会期中イベント
冬はガラ美でほっこり!セレクトワークショップ
日 時 12月から2月までの毎週土・日曜日、祝日
各日 ①13:30~ ②14:15~ ③15:00~
参加費 500円(高校生以上は別途要当日観覧券)
定 員 各回5名
対 象 子どもから大人まで
※当日受付ほか、事前申込み可能